徒然に思いついたことを・・・
by f-liberal
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリ:法/民法( 2 )
民法出デテ忠孝亡ブ
 昨年12月1日に公布され、本年4月1日から改正民法が施行されている。その主な改正点は、これまでカタカナ混じりの文語体であった条文をひらがな混じりの口語体に改めることと保証制度の改定だ。

 そもそも民法典は明治時代に制定されたものだ。民法の概説書によれば、最初は、パリ大学教授であったボワソナード先生らに民法典の起草を委嘱し、完成を得て公布されたとの事だ。

 しかしながら、その内容が「わが国情にあわない」とする反対派が標記スローガンの下、施行反対を訴え、推進派との激しい論争の末、反対派の勝利に帰し、結局ボワソナード草案は施行されることなく葬られる結果となった。

 結局のところ、明治時代における家制度・男尊女卑思想に対して、ボワソナード草案は自由主義的でありすぎたということか?

 この顛末は、現代における夫婦別姓論議にも相通ずるものがあるようだな。夫婦別姓が導入されると家族の一体感が阻害されるなどの軽薄な主張は、前記明治時代の思想から一向に抜け出ることができない連中がいることを示している。

 成長しない奴らだ。
[PR]
by f-liberal | 2005-04-23 04:40 | 法/民法
事実婚における子の氏
 夫婦の氏に関する民法の改正、すなわち夫婦別姓が未だに実現していない。しかしながら、夫婦別姓への要請は俺の周囲にいるカップルにもあり、彼ら・彼女らは事実婚を選択している。

 年賀状には、当事者夫婦とその子の氏名が記載されているが、子の氏はそのお父さんの氏と同一の場合が多い。

 嫡出でない子(婚姻関係にない男女の間に出生した子)は、母の氏を称するのが原則(民法790条2項)なので、どうやって父の氏を称するようにしたのだろうかと思い、調べてみた。

 その結果、二通りの方法があるようだ。

 ひとつは、ペーパー婚姻・離婚とでもいうべきもの。すなわち、法形式上、婚姻届を提出し法律婚上の夫婦となり、男性(父)の氏に統一し子を出産。出生届けは、当然、当該夫婦の氏(父の氏)を以てなし、後に法形式上、離婚届を提出し女性(母)は復氏するという方法。

 もうひとつは、上記のような便宜的な方法を採らず、家庭裁判所の許可を得て子の氏を母のそれから父のそれへと変更する方法(民法791条)がある。出生時には、子は嫡出でない子の扱いを受けるので出生届け時には母の氏を名乗ることになる。その後に、家庭裁判所に前述の申立をなし、許可を得て、戸籍法の手続きに則って氏を父のそれへと変更するのである。

 子の氏を父又は母のどちらにするかについては当事者夫婦(場合により、その他親族)の話し合いや諸般の事情に基づいて決定されているだろうが、経済的基盤の厚い方(主たる生計維持者)の親の氏に子の氏を統一する傾向にあるのではないかと推察される。俺の知っている事実婚夫婦からの年賀状を見ると、父の氏と子のそれとを統一している場合が多いのだが、母の方が経済的基盤が厚い夫婦も中にはあり、その夫婦の子の氏は母のそれと統一されている。勿論、経済的事情以外の事情を重視して子の氏が決定される場合もあるであろうから一概には言えないが。

 いずれにせよ、夫婦別姓の要請が社会に少なからずあるのであるから、前述のような煩わしい手続きをせずに夫婦別姓を称することが可能となる民法の改正が望まれる。
[PR]
by f-liberal | 2005-01-13 18:20 | 法/民法