徒然に思いついたことを・・・
by f-liberal
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カテゴリ:映画( 1 )
『パッチギ』を観た
井筒和幸監督作品『パッチギ』を鑑賞した。井筒監督を初めて俺が認知したのは、確かTBS系列で放送していた『ガチンコ』に監督が出てた時かな。以来、テレビ番組でよく見かけていたが、テレビに出て遊んでいるだけじゃなかったのね。オヤジ、なかなかやるじゃねえか。

 パンフレットに印刷されている「世界は、愛で変えられる。」というのはいささか大上段に構えすぎで、この映画の核心とはちょいとずれていると思うのだが、まあいいか。

 舞台設定は1968年となっていたな。映画の冒頭からしばらくは、日本の高校生と朝鮮高校の高校生との喧嘩・騒動のシーンが多かったが、次第に、笑いあり涙ありと内容の幅と深みが出てきた感があった。笑いあり涙ありと言っても、単なる娯楽作品として観客を笑わそう、泣かそうということを超えた社会的なメッセージも読み取れたな。在日朝鮮人と日本・日本人との関係・葛藤などが所々に登場人物の台詞として発せられる。

 大友康平扮するディレクターが、主人公の康介に『イムジン河』を歌わすために責任者を2度いてまうシーンは笑いをこらえるのに必死だった。

 朝鮮学校の学生の葬儀の場面は、在日の人々の苦難を表出させる最も深みのあるシーンだ。あの場面で一点気になったのは、玄関(入り口)が狭くて棺が家の中に入らない場面だ。棺を中へ入れるために玄関の一部を壊すという行為によって、登場人物達の怒り・悲しみ・やるせなさを表現しているのだが、あれは棺が中へ入らない程狭い玄関しかない粗末な家に住んでいるということまでも示唆して作られているのだろうか。

 キョンジャ役の沢尻エリカもかわいいし、観る価値あり。
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by f-liberal | 2005-02-12 18:22 | 映画